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見事に手入れされた枝ぶりのいい松。名園として有名な庭には、松がよく植えられています。それらの松は何かを具体的な形として表現したものではありません。日本の庭は自然をモチーフにしているといわれていますが、刈り込まれた松は、自然の中ではまず見られない形をしています。松に限らず、手入れされた庭そのものについても同じことが言えそうです。日本人は庭を通してどのような自然を見てきたのでしょうか。 |
●取材協力
・浅井勝美氏(植マ造園/名古屋東部造園組合組合長)
・天野勝美氏(株式会社豊田ガーデン)
・安城市文化財課
・永保寺(多治見市)
・撞木館(名古屋市)
・定勝禅寺(長野県大桑村)
・株式会社竹田嘉兵衛商店(名古屋市)
参考文献
・「江戸の園芸」ちくま新書/青木宏一郎
・「『作庭記』からみた造園」鹿島出版会/飛田範夫
・「庭園倶楽部」学芸出版社/稲次敏郎
・「日本人の住まい」八坂書房/E.S.モース(斎藤正二・藤本周一訳)
・「日本庭園要説」白川書院/長谷川正海
・「日本の美術―第34号」至文堂
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