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正月は、かつて人が1年のうちで最も美しく着飾った季節でした。いまでは1年を通し、街の中が美しいファッションであふれています。街がカラフルになったのは、なんといっても染料と染色技術の発達のおかげです。しかし、こうした色はすべて昔からあったわけではありません。染色材料や染色技術に歴史があるように、色そのものにも歴史があるのです。同時にさまざまな色との出会いはより豊かな感性を育み、暮らしそのものを豊かにしてくれるのです。 |
●取材協力
・東海染工株式会社
・三重大学名誉教授・木村光雄氏
・藍師・新居 修氏(新居製藍所)
・有限会社古庄染工場
・藍住町歴史館・藍の館
・株式会社名古屋三越
・草木染工房しかり
●参考資料
・「自然の色と染め」木村光雄・木魂社
・「色・彩飾の日本史」長崎盛輝・淡光社
・「色名の由来」江幡 潤・東書選書
・「日本の伝統色」福田邦夫・読売新聞社
・「ファッションと化学」日本化学会編・大日本図書
・「草木染染料植物図鑑」山崎青樹・美術出版社
・「日本の藍」吉岡幸雄監修・京都書院
・「阿波史の構図」三好昭一郎・阿波臨谷館
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