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数ある日本料理の中でも、蕎麦ほど多くの人に好まれている食材はありません。秋になるとおいしい新蕎麦が出回り、蕎麦通を喜ばせます。そして、新鮮な風味と手づくりの味を楽しもうと、自分で蕎麦を打つ人も増えています。
いま一般的な蕎麦は、うどんと同じような麺状の形をしています。こうした形状の蕎麦は、厳密には「蕎麦切り」といわれるもので、江戸時代以降に発達したのです。それ以前の蕎麦は、もっと違う食べ方でした。 |
●取材協力
・開田村役場
・開田村振興公社そば製粉製麺工場
・戸隠そば博物館
・西 超策氏(前戸隠そば博物館館長)
●参考文献
・雑穀の社会史(吉川弘文館)
・食の文化史(中公新書)
・照葉樹林文化の道(NHKブックス)
・信州蕎麦学のすすめ(オフィスエム)
・信州そば事典(郷土出版社)
・蕎麦(農文協)
・蕎麦と江戸文化(雄山閣)
・そば風土記(毎日新聞社)
・戸隠の忍者(銀河書房)
・日本の食文化(同文書院)
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