水の話-魚つき林

山林、竹林、樹林といった言葉はよく使われていますが、魚つき林という言葉はあまり聞き馴れません。水の中の生物である魚と、林という言葉が一緒になっていることに、違和感を覚える人もいるでしょう。
しかし、ここ何年か前から、山が海の魚たちを育てるという発想によって、山に木を植える活動が盛んとなっています。それにしても、なぜ、林によって魚を育てることができるのでしょうか。


魚つき林
江戸時代からあった魚を育てる森という発想
ひとつにつながる海と山


●取材協力
・岐阜県馬瀬村
・篠田陽作氏:環境省環境カウンセラー
・吉田 治氏:三重県海区調整委員大敷組合長
(くまの灘漁業協同組合理事)

●参考文献
・渓流魚つき保全林調査報告書
(馬瀬村森林山村活性化研究会・(財)林業土木コンサルタンツ)
・サケ―つくる漁業への挑戦(岩波新書)
・森が消えれば海も死ぬ(講談社)
・森はすべて魚つき林(北斗出版)
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