水の話-霞ヶ浦

白い帆いっぱいに風をはらんだ船が、湖面を滑るようにして進んでいます。帆に受ける風の力を利用して網を曳く帆曳き船は霞ヶ浦を代表する風景です。しかし、漁業の現代化などに伴い、この霞ヶ浦独特の風景は消えていきました。いま、湖の上を走る帆曳き船は伝統の継承を願い、観光用として復活させたものです。霞ヶ浦では、かつての豊かで美しかった湖を取り戻そうと、多くの人々が様々な試みをしています。


霞ヶ浦
「流れ海」と呼ばれていた日本第2の湖
市民・行政が一体となっての霞ヶ浦再生プロジェクト


●取材協力
稲森悠平氏((独)国立環境研究所バイオエコエンジニアリング研究室室長)
茨城県内水面水産試験場
茨城県
霞ヶ浦町郷土資料館
浜田篤信氏((有)霞ヶ浦生態系研究所代表取締役)

参考資料
窒素・リン除去型高度処理浄化槽の技術開発、普及整備の必要不可欠性
・・・(独)国立環境研究所:稲森悠平
ひとと湖とのかかわり―霞ヶ浦
・・・霞ヶ浦研究会編
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