よみがえる三島の水風景

水の話 No.167 特集 よみがえる三島の水風景 市民の情熱が取り戻した、せせらぎの街

富士山と箱根の裾野に広がる静岡県三島市。
古くから『水の都』と呼ばれてきたこの街は、富士山から流れてくる豊富な湧き水が人々の暮らしを支えてきました。
しかし、そんな恵まれた水環境が産業の発展とともに一時は失われる危機へ。そこで立ち上がったのは、この地に熱い想いを抱く市民でした。再び戻ってきた緑と水のせせらぎに溢れた三島の風景。よみがえったのは美しい景観だけではなく、三島に住む市民としての誇りだったのです。

静岡県三島市DATA
取材協力・写真提供
三島市役所、三島街中カフェ、静岡県観光協会
参考文献
「まちづくりへのブレイクスルー 水辺を市民の手に」 (篠原修・内藤廣・二井昭佳 編著/株式会社彰国社 発行)
「清流の街がよみがえった 地域力を結集-グラウンドワーク三島の挑戦」 (渡辺豊博 著/中央法規出版株式会社 発行)
「水辺のまちづくり 住民参加の親水デザイン」 (日本建築学会 編/技報堂出版株式会社 発行)
「水社会の憧憬 マンボが語る景観」 (春山成子 編著/株式会社古今書院 発行)

三島の湧水は富士山からのおくりもの

市民・企業・行政の連携で実現した、源兵衛川の再生

よみがえった「水の都」、受け継がれる「原風景」

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