命の宝庫、琵琶湖ヨシ群落

水の話 No.169 特集 命の宝庫、琵琶湖ヨシ群落 琵琶湖の生態系・水質保全を助けるヨシの可能性

かつて日本は、「豊葦原(とよあしはら)ノ瑞穂(みずほ)ノ国(くに)」と形容されていたように、美しいヨシ(=葦)が生い茂る国だったと言われています。
特に現在の滋賀県、淡海の国には古来よりヨシ原が広がり、その雄大な景色はこの地域の人々の原風景として深く刻み込まれています。
滋賀県の約6分の1の面積を占め、日本最大の湖である琵琶湖。その豊富な水資源と400万年という歴史の中で育まれてきた貴重な生態系は、湖岸にたなびくヨシ群落の不思議な自然の力によって支えられていました。

取材協力・写真提供
滋賀県/NPO法人 預かりものを戻す会/葭留
参考文献
「琵琶湖ハンドブック 改訂版」 滋賀県 発行
「ヨシの文化史 -水辺から見た近江の暮らし-」© 西川嘉廣 著/サンライズ出版株式会社 発行
「内湖からのメッセージ 琵琶湖周辺の湿地再生と生物多様性保全」© 西野麻知子・浜端悦治 編/サンライズ出版株式会社 発行
「とりもどせ!琵琶湖・淀川の原風景 水辺の生物多様性保全に向けて」© 西野麻知子 編/サンライズ出版株式会社 発行
生命の湖 琵琶湖をさぐる」© 滋賀県立琵琶湖博物館 編/株式会社文一総合出版 発行

ヨシ群落が助ける琵琶湖の自然環境。

琵琶湖とともに生きる人たちの思いと努力。

一覧へ戻る