江戸川と荒川の河口部に広大な埋め立て地があります。この一角に葛西臨海水族園があり、東京湾に向かって西なぎさ、東なぎさと呼ばれる人工の干潟がつくられています。この干潟がつくられて20年近く経ち、様々な干潟の生物が見られるようになってきました。波打ち際ではカニ類のほかに小さなアサリ、マテガイなどの貝殻が確認できます。
護岸改修などによって河口の泥干潟がなくなり、一時はほとんど姿が見られなくなり、東京都の絶滅危惧種に指定されているトビハゼも江戸川の河口部で見られるようになってきました。トビハゼは東京湾が生息域の北限です。九州の有明海にすむムツゴロウと同じように泥の上を這いずり回り、穴を掘って生活しますが、体長は5cmと小さく、肉食で小型のカニなどをエサにします。 |
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三番瀬ではアサリ、バカガイ、マテガイなどもたくさんいます。4月から6月にかけて潮干狩りも行なわれています。ほかにもシオフキガイ、アカニシ、マガキなどもいます。 |
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