水源の森林づくりというのは相模湖(相模ダム)、津久井湖(城山ダム)、宮ヶ瀬湖(宮ヶ瀬ダム)、丹沢湖(三保ダム)の上流を中心としたエリア内の私有林を対象に水源林として確保し、公的な管理によって水源涵養機能の高い森林づくりにしていこうという事業です。森林整備の手法は森林所有者が行う森林整備の経費の一部を助成する協力協約、森林所有者との協定(借り上げなど)により森林を整備する水源協定林、森林所有者との分収契約により森林を整備する水源分収林、そして買取の4つがあります。
水源環境保全税による事業ではありませんが、平成19年度からは水源の森エリアにある酒匂川水系の中津川上流の「やどりき水源林」で成長の森事業が始められました。赤ちゃんが生まれた家族にケヤキ・ホオノキ・イロハモミジ・ヤマザクラ・クヌギ・カツラ・ヤマボウシなどの広葉樹の苗木を購入してもらい植樹してもらいます。植樹した区画には赤ちゃんの名前を記したプレートが設置されるので、子どもの成長と共に木の生長を楽しんでもらいながら森への愛着を持ってもらおうというユニークな事業です。
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