あの森の川に、友だちが飲み残したジュースを捨てたことから、ぼくはいろんなことを考えることができました。きれいな川へジュースを捨てることも、台所でみそ汁の残りを捨てることも、結局は同じように川を汚すことだったのです。自然は、自分自身で森や水をきれいにしようとする力をもっていることもわかりました。そうした力を、人間がこわしていることもあったのです。
自然の力を大切にする、というのはむつかしいことではありません。食べ残しをしない、石けんやシャンプーを使い過ぎないようにする、ゴミはきちんと分別して出す、といったことなどです。
それから、いろんな生き物たちがいる場所は、とても楽しく、気持ちのいい場所だということも知りました。
水の大切さは、だれでもみんなわかっています。ただ、ぼくたちのまわりには水がたくさんあるため、そのことを、つい忘れがちになってしまうのです。水の大切さをいつも心にとめておけば、水をむだに使ったり、汚したりはしないはずです。
●川や池などにゴミを捨てない。
●キャンプに出かけたら、川の中で汚れた食器を洗ったり、洗剤を使わない。
●洗剤は適量をはかり、必要以上に使わない。
●食べ残しはしない。
●使用済みの天ぷら油は、リサイクルに出すか紙などに吸いとらせゴミとして出す。
●台所や洗面所などで、流しっぱなしで水を使うのはやめよう。
●食器やナベの汚れはきれいにふきとってから洗う。
●風呂で使った水を洗たくに使うなど水のリサイクルを考えよう。
●川へ出かけて、いろんなものを観察し、水について関心をもとう。