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かつて日本の住宅が不足していた頃、将来の住宅需要の伸びに備え、多くのスギやヒノキが植えられました。 |
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気温は高さが100m高くなるにつれ、約0.6度下がります。高度差が500mであれば平地との温度差は約3度となります。水平的には、北へ100km進むと0.5度の温度低下となります。したがって高さによる温度差が3度ということは、北へむかって600km移動したのとほぼ同じ温度変化です。南北の距離に1,000kmの差があれば、高さにして約830m分の温度差(約5度)があるのと同じことになってきます。針葉樹は地球上の植物の中ではかなり古い歴史を持った植物です。それが寒い地域に多く分布しているというのは、後から進化した広葉樹によって、より不利な条件の土地に追いやられ、寒さや乾燥に強く痩せた土地でも耐えられる木となったのかも知れません。 |