弊社は、2024年3月6日、オマーン国の水公社であるNama Water Services社およびGREEN TECH ENERGY AND WATER社（GTEW）と浄化槽の普及を目指した認証試験の実施に関する覚書を締結しました。これにより、弊社の浄化槽技術がオマーン国の下水処理および汚泥処分コストの軽減に活用されることを目指します。この締結により、弊社の浄化槽技術がオマーン国の排水基準値を満たすことができるか確認をするため、パイロットプロジェクトに基づく認証試験が実施されます。

　岩肌が露出する山々にかこまれるオマーン国では、排水管や暗渠の設置が困難な地域があり、そのような地域では、汚水は下水貯留タンクに貯留され、汚水回収車にて引き抜きされます。そのため高額な処分費がかかるという課題があります。

　弊社の浄化槽技術は、維持管理の容易さと低コスト、集中下水処理場道と同等の処理能力を持つことを特徴とし、分散型アプローチにより遠隔地や散在する住宅地でも使用可能です。将来的には、弊社の浄化槽の普及により、汚水未処理率の改善や、既存の下水貯留タンクの汚泥処分コストの解決策となることを目指しています。このたびの覚書締結は、一般財団法人中東協力センター様開催のビジネスミッションでのビジネスマッチングにより実現しました。

　これからもフジクリーンは、国内外のパートナーと協力し、社会に貢献する製品・技術の開発に取り組んでまいります。

現地メディアにて紹介されました

OIA signs MoC with Japan on semiconductors (youtube.com)