漬物の大半は発酵食品です。そして発酵食品には多くの種類があります。アルコール飲料は穀物、果物などを原料としてアルコール発酵させたものです。紅茶も茶葉を発酵させたものです。チーズやヨーグルトも発酵によってつくられた乳製品です。現在食べられているパンも大半が生地を発酵させてつくられています。調味料の味噌、醤油、味醂、酢などはいずれも発酵食品です。また鰹節も発酵させることでつくられます。寿司の起源をたどれば魚とご飯を一緒にして発酵させたなれ鮨です。
このように日本にも数多くの発酵食品がありますが、種類の豊富さからいえばやはり漬物です。漬け込む材料と、漬け込みに使用する材料の組み合わせによって名前も味も違う多様な漬物がつくられます。 |