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Topics 04-03

し尿系中心の排水を適切に処理するには

高濃度アンモニア性窒素を含む「し尿系排水」への対策

工場や事務所・公共施設などからの排水はトイレ(し尿系)が中心であり、さらに節水型トイレの普及により、排水に含まれるアンモニア性窒素の濃度が一般住宅の2倍近く高くなるケースもあります。これにより浄化槽の処理機能への負荷も高まり、放流水質基準の BOD 20㎎/L を超過することがあります。このためトイレ(し尿系)排水が中心となる工場や事務所、公共施設などでは設計段階から窒素の流入濃度に留意して浄化槽を選定することがポイントとなります。

BOD とは

BOD は微生物が水中の汚れ(※)を分解・酸化する過程で消費される酸素量を示したもので、BOD が高いほど、水が汚れていると判断します。浄化槽の処理水も BOD が測定され、浄化槽法などで定められる基準(20㎎/L 以下など)を満たす必要があります。

※生活排水に含まれる食べ残しや洗剤などの“有機物”や、トイレ排水に多く含まれる“アンモニア性窒素”などを指します。微生物が有機物を分解する際に消費される酸素量を C-BOD、アンモニア性窒素を酸化 (硝化とも言います)する際に 消費される酸素量を N-BOD と言い分けることがあります。

測定方法

採水した水を密閉容器に入れ、5日間20℃の暗所で培養。その期間に、水中の微生物が有機物の分解や硝化反応で消費した水中の酸素量を測定します。

BOD測定の様子
(フジクリーン工業㈱水環境研究所)

窒素が十分に処理されないと…

アンモニア性窒素が浄化槽内で十分に処理されず、処理水に残留してしまうと、N-BOD として検出され、総 BODが基準値を超過してしまう恐れがあります。こうした水質基準超過を起こさない様にするには、浄化槽を設計する際、流入窒素濃度に留意することが望ましいです。

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