私たちの取り組み浄化槽Topics
Topics 08
ブロワの注意事項
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取扱を誤った場合に、使用者が死亡または警告重傷を負う可能性が想定されます。
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取扱を誤った場合に、使用者が傷害を負う危険および物的損害※の発生が想定されます。
※物的損害とは家屋・家財および家畜・ペットに関わる拡大損害を示します。
感電・発火事故防止のために
- ●電源コードの交換は行わないでください。必要の際には弊社で承ります。
- ●修理や点検は専門の業者に依頼してください。
- ●ブロワの近くに可燃物を置かないでください。
- ●電源の1次側は漏電遮断機(ELB)をつけてください。
- ●二重絶縁構造ではないブロワは D 種接地工事(接地抵抗100Ω以下)を必ず行ってください。
- ●電源プラグはガタつきのないように刃の根元まで確実に差し込んでください。
- ●電源プラグを差したままブロワの本体カバーを開けないでください。
- ●電源コードの上に物を置いたり踏んだりしないでください。
- ●水道水などの多量の水、または油類をかけないでください。
- ●電源プラグにホコリの付着がないか 1 年に 1 回以上は確認し、取り除いてください。
- ●塩素ガスの吸い込みがないようにしてください。
(放流ポンプ槽の電線管口のコーキングが確実にされているか確認してください) - ●ブロワの改造は絶対に行わないでください。
- ●プロパンガス等の可燃性ガスを吸入する恐れのない場所に設置してください。
これらの注意を怠ると、感電・発火の生ずる恐れがあります。
施工・使用・メンテナンス上の注意
- ●落下させるなど、強い衝撃を与えないでください。
- ●出来るだけ雨水・直射日光を避け、風通しの良い場所に設置してください。
- ●出窓・軒下などの集積された雨水が流れ落ちるような場所には設置しないでください。
- ●換気扇の近くなどの油分の吸い込む可能性のあるところから離して設置してください。
- ●運転音の気になる場所(寝室、応接室など)から離して設置してください。
- ●専用のコンクリートベース上に、水平に振動がないように設置してください。
- ●ブロワの上に乗ったり、物を置いたりしないでください。
- ●ブロワ本体下部は運転中高温になりますので直接素手では触れないでください。
- ●吐出圧力が異常に高い状態で長時間運転させないでください。
- ●雷が発生している時は、電源プラグを抜くか、供給電源を遮断してください。
- ●フィルターは4ヶ月毎に清掃し、汚れのひどい場合は交換してください。
- ●ダイアフラム・弁(圧縮室セット)は 1 年に 1 回は交換してください。
- ●給油の必要はありません。給油しないでください。(ロータリーブロワは給油が必要です)
- ●冠水や積雪で浸水する恐れのない場所に設置してください。
- ●湿気やホコリの多い場所は避けて設置してください。
- ●ブロワは浄化槽の水面より上に設置してください。
これらの注意を怠ると、傷害・器物破損の生ずる恐れがあります。
ブロワが浸水してしまったときは
河川の氾濫等によりブロワが浸水してしまっ た場合は、以下の点を確認ください。
確認の際には、次のことをお守りください。
- ●感電防止や衛生対策のため、必ずゴム手袋などを着用
- ●危険を伴う場合は、無理に確認せず、浄化槽維持管理へ連絡
1.漏電
分電盤の漏電ブレーカが作動していないか。作動している場合は、電気保安協会か浄化槽維持管理会社へご連絡ください。そのまま電気を使用すると感電や火災発生の恐れがあります。
2.機器
以下のような場合は、機器のコンセントを抜いて浄化槽維持管理会社にご連絡ください。
- ●コンセントボックス、ブロワが浸水した痕跡
- ●コンセントに接続しているが動いていない
- ●電源ケーブルが切断されている
- ●作動音がいつもよりうるさい
- ●空気配管が外れたり、壊れたりしている
3.浸水したブロワの使用について
災害等でブロワが浸水した場合、漏電の危険性だけでなく、駆動部分に泥などが詰まると火災を引き起こす可能性があります。乾燥したとしてもダイアフラム等に泥が付着したまま運転すると部品の早期破損の原因となります。また、圧縮室弁周りやブロワタンク内の空気の流路に泥が付着・堆積すると、所定の風量が出なかったり、土砂を含む空気が浄化槽に送られることで、浄化槽の配管のオリフィスやバルブが詰まったりする恐れがあります。一度浸水したブロワは、電源を切っていただき、新品交換もしくは修理を推奨します。
浸水したか分からない場合でも、漏電や機器の異常が認められる場合は、浄化槽維持管理会社へ連絡してください。
洪水痕跡がブロワの設置位置より高い場合は、ブロワが浸水している可能性が高いです。